2020年08月08日

小林徹也展、スタートしました

(すでに完売した作品もあります。在庫状況はお電話かメールでお問い合わせください)

暑い夏なら、彩白陶と黒錆の組み合わせ。丈夫な丸鉢は忙しい朝の食卓に。ほっこり温まりたい季節には、お料理が冷めにくい粉引の石皿・・・。なんだかんだと1年を通して出番が多いのが、小林徹也さんの器です。

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8月6日にスタートした「小林徹也展」。店頭で作品を手に取ってくださるお客さまもやはり同じ思いを抱かれるようで、「どんなお料理も映えそう」「毎日暑いけど、この器を見ていたら台所に立ちたくなった」などなど、うれしい感想をいただいています。

小林徹也さんの定番といえば、やはり粉引。今回の個展では新たに「黄粉引」シリーズも加わりました。

粉引の石皿。一点一点表情が異なるのが魅力。
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新作の黄粉引。やわらかな色合いが夏の日差しを浴びると涼しげに。そして冬はほっこりとした温かみを感じるはず。
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そしてこちらも今回初のお目見えです。光の当たり具合によって、ときにクールに、ときににぎやかな表情を見せてくれる錆釉。プレート類もよいのですが、花器がまた素敵。生けやすい大きさ、ころんと丸みを帯びたフォルムにぐっときてしまいます。
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こちらは、彩白陶という涼しげな名前のついた器です。同じ釉薬を使い、還元と酸化という焼成の違いで色を引き出しています。粉引とは違って化粧土は用いず、釉薬だけの仕上げです。写真ではなかなかこの質感をお伝えするのは難しいのですが、粉引とはまた違った清々しさを感じます。
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じつは小林さん、以前写真のレタッチのお仕事をされていたのだそう。このお話をうかがい、なるほど!と思いました。そのときの経験が色へのこだわりにつながっているに違いありません。

粉引(左)と彩白陶(右)を並べてみました。質感や風合い、発色の微妙な違い。見れば見るほど楽しくなってきます。うつわ好きにはたまらない作品ばかり、結局「どれも欲しい!」となってしまうのですが。
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「土、化粧土、釉薬、そして焼成。焼き物の工程を細かく区切って探り、自分なりに解像度を上げていくことで、出したい色に近づきたい」とおっしゃる小林さん。その「解像度」の高さを、ぜひお手にとって見ていただけたらと思います。

もちろん、色や質感だけではありません。シンプルで普遍的でありながら「あたりまえ」ではない何かを感じる形がそこにあります。「どうやったら思うような色や質感が出せるか、そのあたりにこだわってやってきましたが、今はむしろ料理との調和を考えて作っています。クラシックとモダン、和と洋。それらの中間領域を探りながら、自分なりの器が作っていけたら」(小林さん)。今後の展開がまた楽しみでなりません。
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こちらは、オンラインショップにも掲載中の貫入花器。一点ものです。
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豆石皿は人気の作品。すでに品薄となってしまいましたが、今後もまるかくでお取り扱いの予定です。
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現在の状況をかんがみて、最初の5日間は予約制とさせていただいていますが、8月11日(日)からは通常営業に戻ります。
今回かなりの種類と点数がありますので、店頭ではまだたくさんの作品をご覧いただけます。ご無理のない範囲で、お時間のあるときにふらりと立ち寄っていただければ幸いです。また、だいぶ品薄となりましたが、オンラインショップでも一部お取り扱いがございますので、遠方のかたはどうぞご利用ください。


【小林徹也展】
8月6日(木)〜8月18日(火)

プロフィール
大阪府出身     関西大学法学部卒業
2012年   愛知県立窯業高等技術専門修了
2012年〜  愛知県瀬戸市にて作陶
posted by marukaku at 15:03| 東京 ☀| Comment(0) | うつわ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする