
先週末から驚くほど
あたたかくなりました
春めいた風がふいと訪れると
もうなんだか無性にうきうきします
春はもうすぐそこまで
春といえばお雛祭りですね
そこでさっそくお雛様を床の間に迎え入れました

年に一度の御披露目なので
これから3月3日までたっぷりと
外の空気を満喫していただきます
こちらのお内裏様とお雛様は
昭和初期に生み出されました
お顔の感じが時代を物語っています
お雛様の位置が逆なのでは…
と思われる方、多いかもしれませんが
日本古来の「左が上位」という考え方に則り
向かって右にお内裏様を置いています
いわゆる「古式」の飾り方です
明治の文明開化で大正天皇が西洋に習い即位式で右に立って以来、
それが皇室の伝統となったようで、現在では向かって左にお内裏様
が主流です

なんだかあどけない感じすらするこの方々は
幼い頃から見慣れているお雛様とは
随分と印象がちがいます
それにしても存在感たっぷりな御二人
やはり長い時を経てきたぶん
いろいろな人の思いや空気を
封じ込めてきたからでしょうか
写真ではお伝えし辛い何とも言えない
空気感がありますので
お近くの方はぜひ見にいらしてください

大好きな木瓜は枝ぶりも花も可憐でとても素敵
思わず撮ってしまったのでおまけで載せました
商品詳細
お雛様(昭和初期) 50000円
屏風 20000円