植物に詳しい知人に聞いた話では、名前に沙羅と入っているのは、沙羅の樹と呼ばれるナツツバキより一回り小さな花をつけるから、とのこと。ちなみに仏教の聖樹であるインドの沙羅双樹は、フタバガキ科で寒さに弱いため、日本ではナツツバキやヒメシャラが沙羅双樹にみたてられたのだそうです。

高田志保さんのジャグにそっと。
土から作られるうつわは、自然が作り出したものと一緒になると、よりいっそう輝きを増すようです。野菜しかり、花しかり。
さてさて、今日はふだん使いにちょうどよい作品のご紹介を。

こちらは、小石原焼の鬼丸豊喜さんの飯碗。高台が大きくて適度に反っているので、びっくりするほどもちやすいのが特徴。さりげないけれどよく考えられたデザインです。刷毛目、いっちん、三彩と三種類あります。


鬼丸豊喜 飯碗 φ約11cm×高さ7.5cm ¥1296
いつも粉引をご紹介している荒賀文成さんですが、灰釉や磁器の作品も作っていらっしゃいます。この白磁のつば皿もそのひとつ。銘々皿にするのにちょうどよい大きさ、どんな器とも合う白でありながら、この温かみ。磁器素材のため、とても丈夫なのもうれしいところです。

荒賀文成 白磁 五寸つば皿 φ17cm×高さ4cm ¥2808
Instagramでも紹介しているこちらの作品も素敵です。茶色が多くなりがちな冬のお惣菜も、ブルーがかった灰釉の碗に盛るだけでテーブルが華やぎます。温かい煮物の取り分けにちょうどよさそうなサイズです。

荒賀文成 灰釉 取り碗 14cm×12cm×高さ6.5cm ¥2160
気取らず使えるふだん着の器は、いくつあってもよいもの。
寒い日が続きますが、ほっこりと気持ちも温まる器たちをたくさん取りそろえてお待ちしておりますので、ぜひ会いにきてください。