四季折々の器、草花を楽しむには絶好の季節ですね。
店頭の小さな秋をご紹介いたしましょう。
黒木泰等さんの穏やかな質感の粉引雲鉢に黄色のコスモスを生けてみました。
骨董のオイルランプフォルダーに、ききょう、かりやす、たつなみ草の寄せ植えをのせて。
夏から秋にかけて咲くのになぜか、秋の田村草と呼ばれています。横に広がった葉の美しさをお伝えしたかったので、骨董の糸巻きを花台にして上から撮影してみました。この葉の広がりが地味な小さな花を引き立てているようです。
荒賀文成さんの灰釉半月碗に曼珠沙華。ふだんお料理に使う器もときには花器に。
山や野に咲く花の中には毒を持つものもありますので、食器に生けるときには、内側に小さな花器を入れると安心です。
この季節、土を感じる焼き締めの作品が目に留まります。
手前2点は田中敬史さん、うしろの瓢箪型の花器は土本訓寛さんの作品。
初めてこの花器を見たときに野ぶどうの色づいた実が目に浮かびました。野ぶどうの実とファイアンス釉が引き立て合っているようで印象的です。2点とも土本訓寛さん、久美子さんの作品です。
店頭にはさまざまな秋の器をご用意しております。
秋の草花を見つけながら、お散歩がてらぜひお立ち寄りください。