2018年05月04日

運天達也 山のカタチ

日々の生活の中で、皆さんは木の器をどのくらいお使いでしょうか。「熱いお料理を盛り付けても大丈夫?」「洗ったあとはどんなお手入れが必要?」店頭でもそんな声を聞きます。陶磁器に比べ、扱いが難しいと感じる方も多いのかもしれません。

大分の竹田市で制作されている運天達也さんの器。木材のありのままの姿を受け止めたような器を見ていると、日々の暮らしの中にぜひ取り入れたくなります。現在入荷している作品を、使い方のちょっとしたコツとともに紹介しましょう。


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材:クス  仕上げ:渋墨  Φ31cm×高さ7cm

渋墨とは松煙を柿渋と合わせたもので、色に奥行を与えるとともに、防腐・防虫効果があるそうです。最初は熱いものや水分の多いものは避け、サラダなど油が適度に含まれているものから使い始めるとよいとのこと。

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大きめの器は存在感抜群です。


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木材の自然なかけも個性として受け止めて。


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(右)材:イチョウ 仕上げ:渋墨、木灰、エゴマ油  Φ32cm×高さ4cm
一枚一枚、木の表情を見ながら仕上げの工程を決めていくのだそうです。

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すっきりとした薄さも魅力です。


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材 : クス 仕上げ : 渋墨 柿渋 Φ28cm×高さ7cm


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自然なカタチは唯一無二ですね。


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材 : クス 仕上げ : エゴマ油 Φ30cm×高さ4cm
エゴマ油は中に浸透して固まり強度を増す働きがあります。

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しっとりとした木目が魅力です。


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材 : イチョウ 仕上げ : 渋墨 柿渋 Φ28cm×高さ3cm


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春の山菜 こごみのお浸しを盛り付けて。


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材 : イチョウ 仕上げ : 渋墨 木灰 柿渋


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材 : クス 仕上げ : エゴマ油
Φ32cm×高さ4cm


いずれも、轆轤引きの作業の中で現れた一期一会の表情を大切にした作品です。本来なら敬遠されがちな木の節や裂け、歪みを個性ととらえた作品は、完全でないことの美しさを見い出しているように感じます。

店頭では、お手入れのご案内もしておりますのでお気軽にお声がけください。
ご来店お待ちしております。

posted by marukaku at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | うつわ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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