10月16日からスタートした、荒賀文成さんと蝶野秀紀さんの二人展。今回はおふたりの在廊も叶い、お客様が作家さんにあれこれ質問しながらお買い物を楽しむ様子に、しみじみ幸せを感じています。
まるかくにも長年のファンが多い、荒賀さんの粉引。一段とたおやかさが増したフォルム、進化し続ける釉薬。定番の馬たらい鉢は、どこで出合ったとしても、ひと目で荒賀さんの作品と分かります。それほど個性的。
デザートコンポートとパフェコンポート。色っぽすぎてなんだかどぎまぎしてしまいます。
数は少ないながら人気の花生やポットもあれこれ届いています。
こちらは新作のヒビ粉引陶板。家庭でも使いやすそうなサイズ感も魅力です。
さて、こちらは蝶野秀紀さんの作品、栃すり漆鉢。いろいろなサイズ、深さがあります。
一般的な漆器は、木地師が作った器に塗師が漆をかけるという分業制で作られることが多いのですが、蝶野さんは材料探しから木地作り、漆がけまですべておひとりで手がけています。そのため「この風合いは好きだけど、大きさが・・」などと悩まなくても大丈夫。時間はかかりますが、お客様のリクエストに沿ったサイズで制作することも可能だそうです。気になる方は、スタッフにお声がけください。
お椀も、他では見かけないフォルムです。拭き漆なので、あつあつのおすましもOK。毎日使ってもへたることがないのが最大の魅力です。10年、20年と使い続けてリペアが必要になったときにも、基本的には無償で応じてくださるそう。まさに一生使い続けられる器といえそうです。
和紙貼すみきり盆、栃の刷毛目やミズメの三島風の鉢や皿など、どれも蝶野さんらしい作品ばかり。この機会にぜひ店頭で手に取っていただけたらと思います。
店頭の作品展は10月26日まで、その後準備ができ次第、オンラインショップでもご紹介します。