2021年12月07日
小林徹也・平野日奈子 二人展
2021年11月13日
吉野敬子個展

※最終日の11/16(火)は18時閉店とさせていただきます。
2021年10月20日
荒賀文成・蝶野秀紀 二人展
2021年09月25日
関口憲孝・近藤亮介 二人展
まるかくの作品展に初登場、プロの料理人がこよなく愛する新進気鋭のおふたりをご紹介しましょう。

土もの好きにはたまらない、この「かさっ」とした感じ。軽やかなフォルムとのバランスが関口さんならでは。今回、大きめの器が比較的多いのですが、比較的薄手で軽く、重ねても厚みが出ないものが多いため、収納に困ることもありません。
内側はしっかりと釉薬がかかっている掛け分けシリーズも。タイのセラドン焼を彷彿とさせる大きめの角鉢は、アジア料理も似合いそうです。
一方の近藤亮介さんも、根っからの土の人。京都の窯業訓練校を卒業後、陶芸家の藤田登太郎氏の作品に惚れ込み、“弟子をとらない”師匠のもとで、来る日も来る日も茶碗を作る日々を送ります。「決して一から技術を教わるわけではなく、でも、それ以上に大切なことはすべてここで教わった」という近藤さん。たどり着いた先は、自作の直炎式登り窯、そして今の作品の中心となっている陽刻です。

関口さんと近藤さん、火と土の解釈や表現は異なりますが、とても使いやすく、お料理映えするという点では完全一致。食器棚を整理してでもまとめ買いしたくなる器ばかりです。店頭の作品展は9月28日まで、その後準備ができ次第、オンラインショップでもご紹介していく予定です。
【関口憲孝×近藤亮介 二人展】
2021年9月18日(土)〜9月28日(火)
※最終日の9/28(火)は18時閉店とさせていただきます。
2021年08月25日
中村真紀展、開催中です(8/21〜8/31)
2021年07月20日
田鶴濱守人展、開催中です (7/17〜27)
住宅街の壁のシミ、脱ぎ捨てられたTシャツ。タンクの錆、波にさらわれて丸くなった石。あらゆるものに刺激を受け、そのテクスチャーにおもしろさを見いだします。李朝の雨漏茶碗に出合ったのもこのころ。「李朝の茶碗は、使われるうちに貫入の隙間から有機的なものが入り込み、それが景色となっていきます。それは壁のシミと同様、自然が偶然に創り出したもの。見た瞬間、命が宿っているようだと思いました」。硬いはずの茶碗に思いがけないやわらかさや有機性を感じ、そこからどんどん陶芸の世界に引き込まれていったのだそうです。
・営業時間や在廊日変更などの最新情報は、Instagramでお知らせします。
2021年05月30日
三浦侑子展のご報告(2021年5月22日〜31日)
三浦侑子さんの個展、無事終了いたしました。
期間中は天候にも恵まれ、たくさんの方に三浦さんの作品を見ていただくことができました。昨年はオンライン展覧会のみの開催、手に取って見られるこの機会をお客さまも心待ちにしてくださったのだなあとしみじみ。お越しいただいた皆さま、外でお待ちいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今回の個展では、三浦さんの作品のほぼすべてが勢ぞろいする貴重な機会となりました。今後も入荷予定がある作品の一部をご紹介しましょう。
定番のワイングラス(角)。古き良き時代のビストログラスをお手本にした作品、吹きガラスならではの風合いです。昨年はスモークのみでしたが、今回はクリアも入荷。これがまたスモークとも違う魅力、涼やかでとてもよいのです。風が吹き抜ける草原のテラス、海辺の夕暮れ、旅先のレストラン・・・。さまざまな風景がガラスの向こうに見えてきそう。
左がスモーク、右がクリア。
もう一点スモークとクリアをご紹介しましょう。モールハットボウルという名前がついています。「フルーツならスモーク、ヨーグルトならクリア?」「この形と大きさなら骨董と合わせて向付にしてもよさそう」などなど、眺めているだけで妄想が膨らんでしまいます。
今回、大物もあれこれ作っていただきました。こちらのドームは7寸皿(約21cmの直径)にぴったり。タナカマナブさんのお皿に合わせてみました。木工のお皿や華やかな色の器との組み合わせも楽しそうです。
三浦さんのお皿、とにかく人気でいつもあっという間に完売してしまうのですが、使ってみるとリピーターの方の気持ちがよく分かります。美しいだけではなく、丈夫で傷も付きづらく、形も大きさもほどよいものが多いのです。戸棚の奥にはしまいたくない愛らしさ。眺めてよし、使ってよしの器です。
グラスとお皿を一緒に選ぶお客様も。こちらのワイングラス(丸)はさりげない形ですが、そこには三浦さんならではのたくさんの工夫があります。グラスを傾けたときのバランスもよく、飲み干すときも無理がかかりません。ついついお酒が進むグラスですので、そこはご注意を。こちらもクリアとスモークがあります。
モールグラスも人気です。昨年よりシャープなフォルムとなって再登場。夜の照明だけでなく、朝のテーブルにも似合うことに気づきました。フレッシュジュースやスムージーにも活躍しそうです。
いわずもがなのかわいらしさ。いつも人気の隅入豆鉢。
こちらは常設でもご案内している箸置き。夏の食卓にぴったりです。
個展後、常設でお出しできる作品もまだほんの少しだけあります。気になる方はどうぞお電話でお問い合わせください。
【三浦侑子 (みうら・ゆうこ)略歴】
2004年 富山ガラス造形研究所造形科にてガラスの基礎を学ぶ
2006年 静岡県磐田市新造形創造館にてスタッフとして働き技術を磨く
2011年 岡山県苫田郡鏡野町へ移住、現在に至る
2021年04月13日
土本訓寛・久美子展、開催中です(4/10〜20)


2021年03月24日
市野吉記×濱岡健太郎 二人展ご報告(3/13〜23)

その人気ゆえにたいへんお忙しい日々を送っている濱岡さんですが、また作ってくださるといううれしいお返事をいただいていますので、まるかくの店頭に再び作品が並ぶ日もそう遠くはないはずです。
2021年02月08日
廣川温×馬野真吾展、始まりました

2020年11月15日
黒木泰等展、開催中です

2020年10月16日
田中俊介・大胡琴美・山口友一 三人展


2020年05月14日
三浦侑子さんのガラス
2020年05月12日
斗沢誠さんと三浦侑子さんのオンライン作品展が始まります(5/14〜6/2)

2020年02月10日
土本訓寛・久美子×蝶野秀紀展、2/11が最終日です
好評の「土本訓寛・久美子×蝶野秀紀」展、あっという間に終盤です。
初日にお嫁に行った作品も多いのですが、まだまだ魅力的な作品が揃っています。いくつかご紹介しましょう。
最終日の2月11日(火)は、17時閉店となります。
2020年02月02日
土本訓寛・久美子×蝶野秀紀展が始まりました(2/1スタート)



2017年12月22日
荒賀文成さんの新作
開催中の荒賀文成+山田晶展は、年末年始のパーティーやお祝いにぴったりの器が揃っているのですが、それとは別に「1年間がんばったごほうび」と、ご自身へのプレゼントを選ばれるかたもいらっしゃいます。

例えばこちらのカップとぐいのみ。荒賀文成さんの作品です。黒釉の上に金結晶釉がとろりとかかり、なんともいえない艶っぽさ。揃えるよりも自分専用にしたい、そんな気持ちにさせられます。カップは比較的大きめなので、冬のビールも似合いそうです。

光によってだいぶ雰囲気が変わります。
こちらは、半磁器を使った焼き締めの鉢。シンプルな形はろくろの巧さあってこそ。

もちろん、定番の粉引も健在。たくさんの作品を焼いてくださいました。





荒賀文成+山田晶展は12/24まで。ぜひ足をお運びください。
なお、現在器まるかくは伊勢丹の催事にも出展中です。
お時間がありましたら、こちらにもお立ち寄りください。
会場:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5
会期:12月13日(水)〜12月31日(月)
12月13日(火)〜25日(月) Warehouse Market 〜過去からの贈り物〜
12月26日(火)〜31日(日) 迎春えんぎもん市
2017年12月17日
山田晶さんの器
赤色の器は使いこなしが難しいようにも思いますが、実際に使ってみると、どんなお料理もしっくりと受け止めてくれることに気づきます。それはおそらく、日本の食卓では漆器が使われてきたことと関係があるのでしょう。

山田晶さんが生み出すのは、どこか漆を思わせるしっとりとした赤です。日本の伝統色にはいろいろな名前がありますが、山田さんの赤は、深紅でも茜でも銀朱でもなく「猩々緋」。この独特の色と艶は、金系の上絵を筆で塗り、低温焼成するという工程を3〜4回も繰り返すことによってようやく生まれるのだそうです。

猩々緋だけではありません。黒の美しさ、プラチナ彩と呼ばれる銀色も、山田晶さんの器ならではです。特別な日に使いたい、プラチナ彩の八角皿。

外側は黒、内側がプラチナ彩の中鉢。暖色系の照明があたると、さらにゴージャスな雰囲気に。

洋食器としても使えるモダンなフォルムも魅力ですが、こんな伝統的な形もぐっときます。たいせつな人へのギフトにも最適です。


山田晶さんと荒賀文成さんの二人展は、12月24日(日)まで。ぜひお早めにお越し下さい。

2017年10月24日
大胡琴美さんの器
今日は、松本で作陶されている大胡琴美さんの作品をご紹介しましょう。
こちらは新作の片口と盃です。ヒスイのような緑、テーブルの差し色になりそうですね。秋の夜長、こんな酒器でくつろぎたいものです。
手のひらにのるサイズの金環小皿。ブロンズ釉が溶けてできた紋様は小さいながらも存在感があります。ブロンズ釉とガラス釉の組み合わせがとてもクール。
さり気ない風情の花生けに木の実をさしてみました。主張しすぎない形に安らぎを感じます。
備前の土を用いた焼締めの片口と盃です。大胡さんはこの水墨画のような景色を求めて、あさりの殻、もみ殻、木炭など、さまざまな素材を窯に入れるという工夫をされています。
筆で一枚ごとに塗られたブロンズ釉は手仕事の温かさに満ちています。和え物に、和菓子皿にと、用途の幅広さも人気の理由かもしれません。
料理が楽しくなる器。そんな作品が身近にあることに何ともいえない幸せを感じます。
皆さまもお気に入りをみつけにいらしてください。
大谷桃子・大胡琴美 二人展
2017/10/7(土)〜10/29(日)
2017年10月19日
大谷桃子さんの器
バナナの葉や蓮の花など、南国の植物をモチーフにした作品が得意な大谷さんと、金属やガラスを思わせるクールな質感が特徴の大胡さん。おふたりに共通するのは、個性的でありながら、日常使いにぴったりな器を作り出すところでしょうか。
さて、今日は大谷さんの作品をご紹介しましょう。


大谷さんの甘すぎない絵付けは、男性にも人気があります。「これで焼酎を飲むのが気に入ってたんだんだけど欠けちゃって」と、フリーカップ二代目を購入される会社員の方。「自分も気に入っているから友人にも」と、角皿を買い求める若い男性。大谷さんの器を購入されるお客様は、なんだかみなさん楽しそうです。


こちらはスタッフ所有の黒ハスの花八寸皿。なにかと出番の多い器です。大胆な絵付けの皿は、お料理を合わせるのが難しそうに思えますが、実際に盛ってみると、蓮やバナナリーフがちょうどよいアクセントになることが分かります。形がシンプルで使い勝手がよいのも大きな特徴。「器作りの発想が浮かぶのは、台所に立っているとき」とおっしゃる大谷さんならではの大きさ、重さ、形なのです。


今回、大きいサイズの器も焼いてくださいました。白一色の掻き落とし、個展以外ではなかなかお目にかかれない作品です。

このベージュシリーズも人気の作品。ざらりとしたマットな風合いがお料理を引き立たせてくれます。

二人展は10月29日まで。この機会にぜひお寄りください。
大谷桃子+大胡琴美 二人展
2017/10/7(土)〜10/29(日)