2017年07月27日

黒木泰等+高田志保二人展、中盤です

7月15日にスタートした黒木泰等+高田志保 二人展。おかげさまで連日たくさんのお客さまにお越しいただいています。
今回の個展の特徴は、毎日活躍してくれそうな器が多いこと。まとめ買いのお客様も多く、すでに完売となってしまった作品もありますが、まだまだ間に合います。

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おふたりの小さめの作品を見比べていただけるようなディスプレイにしてみました。小さいながらもテーブルの名脇役となりそうな作品ばかりです。
¥1,080〜¥3,240

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黒木さんならではの端正な立ち姿の織部角小鉢。ちょっとした箸休めのお惣菜や薬味入れなど、用途はさまざまです。
縦7cm×横7cm×高さ5cm ¥2,592


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黒木さんの粉引は穏やかで優しい印象。雲の形の作品はかき氷を入れる器として作られたそうです。
左 粉引雲鉢(大)横17cm×縦15cm×高さ7cm ¥3,996  (小) 横12cm×縦11cm×高さ5cm ¥3,240  上中央 リム皿 φ18cm×高さ2cm ¥3,564 右 粉引花どら鉢 φ24cm×高さ4cm ¥5,076  中央 粉引太縞花豆鉢 φ7.5cm×高さ4cm ¥2,160 粉引リム線紋小皿 φ9.5cm×高さ1cm ¥2,160  粉引面取高台豆皿 φ9cm×高さ2cm ¥ 2,160


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織部大皿。人気です。ワンプレートに盛り付けて、お猪口やぐい吞みをドレッシング入れとして用いても楽しそうです。
左下 織部リム大皿 φ36cm×高さ2cm ¥19,440  左上 織部平大皿 φ38cm×高さ1.5cm ¥21,600
ぐい吞み φ5cm×高さ5cm ¥3,240  平盃(大)φ8.5cm×高さ3.5cm ¥3,240   (小)φ7.5cm×高さ3cm ¥3,240


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チタン釉のピッチャーに植物を生けてみました。どんな植物でも受け止めてくれる、繊細なフォルムと釉薬。高田さんらしい作品です。
(チタン釉のピッチャーは完売となりました)

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庭先から摘んだ花を、高田さんの炭入りマグカップに。
φ8.5cm×高さ10cm    ¥3,240

 
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黒木さんの白釉耳付きスープボール、薄作りのすっきりした印象です。ビシソワーズやガスパチョなど冷たいスープも似合いそう。イメージがふくらみます。          
φ12cm×高さ6.5cm ¥3,240

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白釉のボウルなど、柔らかな曲線の器もたくさん揃っています。
中央 白釉輪花小皿 φ14cm×高さ3cm ¥3,024 左上 白釉ひらひら鉢 φ17cm×高さ6cm ¥3,780
右上 白釉太縞ボールφ12cm×高さ7cm ¥3,240

今回のお二人の作品、さりげなく個性的なものが多いので、お持ちの器と組み合わせることでテーブルに華やかになりそうです。ぜひ、お手にとってご覧いただければと思います。

黒木泰等+高田志保 二人展
2017年7月15日(土)〜2017年8月13日(日)
定休日の水曜日を除き、毎日11:00〜19:00まで営業しております。
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2017年07月18日

高田志保さんの新作

15日よりスタートした、黒木泰等さん、高田志保さんの二人展。
今日は高田さんの新作を中心にご紹介しましょう。

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高田さんの黒釉、釉薬の一部が窯の中で変化したものがあり、これがとても艶やかな表情。使う前に濡らすと、乾ききらない部分がまた風情あっていい感じです。

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一回り小さい豆皿も使い勝手よし。薬味や塩をちょんとのせて。

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窯変が本当に美しい黒釉の飯碗。

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小皿や小鉢、ピッチャーなど、小さくてかわいいものもたくさん届いています。

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中でも人気なのは、こちら。お庭の秋明菊とヤマボウシの葉をかたどったものだそう。

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定番の炭入り、汲み出しの形がなんともほっこり。

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急須は、珍しく黒木さんのもの(右)も届いています。こうして並べてみると、やはりご夫婦の作品。似ているようで異なる個性。見ているだけで気持ちが和んできます。


黒木泰等+高田志保 二人展
2017/7/15(土)〜8/13(日)
posted by marukaku at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月16日

黒木泰等+高田志保展が始まりました

1年ぶりの黒木泰等さんと高田志保さんの個展が始まりました。
相変わらず穏やかな雰囲気を醸し出してくれるおふたり、作品にもそのお人柄が現れているようです。繊細さと温かみが同居した作品の数々、まずは黒木さんの新作からご紹介しましょう。

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筒湯呑と名前がついていますが、最初の一杯のビールにも、ぐいのみにも使えそうな器。マットな白釉と柔らかいフォルム、夏にぴったりです。それにしても、この色っぽささえ感じる造形美。黒木さんならではの作品です。

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おつまみやおやつは、小皿や小鉢にちょこちょこと。小さな織部、全部揃えたくなってしまいます。

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織部シリーズ、今回はたくさんの新作が入荷。こちらの美しい平鉢、冷たいパスタなども似合うに違いありません。

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こんなまるっこいフォルムのピッチャーも登場。ミルクだけでなく、醤油やポン酢をテーブルに出すときにも重宝します。

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灰釉や粉引もかわいらしい作品がたくさん!

今回の個展で感じるのは、美しくも実用的な器が多いということ。見ていると、自然に食べたいもの、作りたいものが心に浮かんでくる、まさにテーブルの即戦力になりそうな器ばかりなのです。ブログを書いていてもおなかが空いてきてしまうほど(笑)

本当にたくさんの素敵な作品が届いていますので、ぜひぜひ手に取ってご覧いただけたらと思います。定休日の水曜をのぞき、毎日11時~19時まで営業しています。

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2017年05月11日

マグカップと湯のみと

たとえばコーヒーや紅茶をお気に入りの湯のみやそば猪口で、たっぷり飲みたいお茶は大きなマグカップで。使い道にしばられず、自分なりのスタイルでお茶の時間を楽しめるのも、和食器のよいところではないかと思います。

そしてもうひとつ。茶碗や箸をそれぞれの好みや手の大きさに合わせて選ぶ習慣がある日本では、洋食器のようにセットで揃えなくても、お気に入りのカップをひとつずつ増やしていけるという楽しみもあります。


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と思いつつも、思わず全色揃えたくなってしまうのが、越前の武曽健一さんのマグカップ。ひとつひとつていねいに印花の判押しを施したこちらのシリーズ、同じ大きさで持ち手のないフリーカップや蕎麦猪口、小さなお猪口などもあります。いずれも数が少なめ、気になる方はお早めに。


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季節によって器を変えるのも日本の愛すべき習慣。春夏にぴったりな、田中信彦さんのパステルカラーの湯のみ。


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土っぽい器でも、ほんのりピンクに色づいた杉本太郎さんの湯のみは、季節を問わず、ほっこりと温かい気持ちになる一品。オンラインショップでも取扱中です。おそろいの急須もあります。


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北海道の工藤和彦さんによる、白樺釉の急須と湯のみ。肌感も色合いも、落ち着きと冒険心が同居している印象。本当に素敵です。


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高田志保さんからはおなじみの貫入シリーズ。外国からのお客様に特に人気があります。大きめのポットは、冷たいハーブティーなど入れてもよさそう。


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おやつは何にしましょう?
アイスクリームガラスのような足つきの輪花鉢は、黒木泰等さんより。こんな器でおやつというのもよいですね。

お茶の時間のうつわ展、今週末の5月14日までです。ぜひお立ち寄りください。
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2017年04月22日

お茶の時間のうつわ展、開催中です

先週スタートした、お茶の時間のうつわ展。店内にあふれんばかりの急須やカップ類を見ていると、なんだかそれだけで気持ちがふわりとゆるんできます。

「お茶にしようか」「お茶でも入れましょう」「今度お茶でも」。私たちは、たとえコーヒーを飲むときにも、こんな言葉を使います。「ごはん食べた?」という言葉をあいさつ代わりに使う国も多いのですが、日本ではどちらかというと「お茶」が人と人の距離を縮める役割を果たしているような気がします。それは、脈々と続く茶道文化の影響かもしれませんし、ほっと一息つく心地よさが記憶に染みついているからかもしれません。

それともうひとつ。急須やポットの形には、気持ちをなごませる力があるようです。お店にいると、あっちからもこっちからも、急須がにこにこと微笑みかけてくれている・・そんな気さえしてきます。

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美しき姉妹でにっこり。そんな風情を放つのは、益子の山崎さおりさんの急須。
急須 ¥9720〜

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同じく山崎さおりさん、こちらは美しさの中にも渋さが光る作品。

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福井のタナカマナブさんのポットは、おおらかな中に繊細さがキラリ。大人数でお茶やコーヒーが飲みたいときにうれしいサイズ。
ポット ¥10800

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初お目見え、滋賀の田中敬史さんの器。使えば使うほど育つ焼き締めの急須です。
急須 ¥8640  中皿 ¥7560

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存在感と渋さナンバー1、一度気に入ったら手放せなくなるのが小割哲也さんの急須とカップ。
急須¥21600  皿¥2700〜 
カップ¥3240


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京都の山田晶さんから届いたカップ&ソーサーは、吸い込まれるような美しさ。奥は猩々緋の急須。こんなモダンな取り合わせもよいものです。
カップ&ソーサー ¥10800
急須 ¥21600

やわらかな緑の季節、お散歩がてらぜひ足をお運びください。

【お茶の時間のうつわ展】
日時: 4月15日(土)〜5月14日(日)
参加作家: 荒賀文成 種田真紀 工藤和彦 黒木泰等 小割哲也 高田志保 田中敬史 タナカマナブ 土本訓寛・久美子 武曽健一 矢萩誉大 山崎さおり 山田晶 他 
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2016年11月21日

ごはんを作りたくなるうつわ

工藤和彦さんの器をみていると、つい仕事を忘れて「今夜は何にしようかな」などと考えてしまいます。それも、体が芯から温まりそうな煮物とか、ほかほかの炊込みごはんとか、あつあつの湯豆腐とか・・。湯気が立っている様子まで思い浮かべてしまうのは、工藤さんが寒さ厳しい旭川で作陶されていることと関係あるのでしょうか。

例えばこの六角鉢。なんでもない煮物でもおいしそうに見せてくれそうな形と風合いだと思いませんか? 一緒に映っている緑釉の豆皿は、白化粧をしてから白樺釉をかけ、酸化焼成で焼いた一品です。黄粉引や白樺ホワイトとは温度も焼き方も異なるため、大量には作れないのだそう。テーブル上の差し色にもちょうどよい色合いです。

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緑粉引輪花豆皿 ¥2160
黄粉引六角小鉢 ¥3780

こちらは、五穀米や玄米、炊き込みごはんにも似合いそうな飯碗。反り具合や高台など、かなりの工夫がされていて、ぽってりとしているのに軽くてもちやすいのが特徴です。

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白樺ホワイト飯碗 ¥3240

このどんぶり鉢がまたいいのです。とにかく形と大きさが秀逸、大きめの高台がなんともチャーミング。ごはん作りたいスイッチを入れてくれること請け合いです。

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黄粉引どんぶり鉢 4860円

それから、DM掲載の土瓶も再度ご紹介しておきましょう。心までほかほかにしてくれそうな形と風合い。白と黄の二種類があります。

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白樺ホワイト土瓶、黄粉引土瓶 ともに¥21600

雨の日も雪の日も、おいしいごはんさえあれば幸せ。そんな方におすすめの品ばかりです。ぜひ一度手に取ってご覧下さい。
posted by marukaku at 17:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

工藤和彦さんの黄粉引と白樺ホワイト

北海道で作陶をされている工藤和彦さん。現代に生きる陶芸家の中でも、これほどまでにダイナミックに、そして信念を持って作品を生み出す作家さんは、そうそういないと思います。といっても、工藤さんが生み出す作品は、決して奇をてらったものではありません。むしろ、どんな家のどんな食卓にも合う、使いやすい器ばかりです。

例えば長角皿。32cm×11cmと小さめの秋刀魚なら丸ごといける大きさがありながら、圧迫感はまったくありません。小さなテーブルにもすっとなじみ、他の器ともけんかをしないのです。箸のあたりもよく、食べる喜びをストレートに感じることができる器です。30cm×9cmの長角皿もすこぶる魅力的で、どちらにするか、乗せるお料理をあれこれ思い浮かべながら迷ってしまいそうです。手ごろなお値段もうれしいところ。

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白樺ホワイト櫛目長方皿 ¥4860
黄粉引櫛目長方皿(細) ¥3780
白樺ホワイト櫛目長方皿(細) ¥3780

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工藤さんの作り出す器は、すべて北海道の土でできています。工藤さんが北海道に移り住んだころ、焼き物に適した土を探すために、掘っては焼いてを繰り返したそうです。器づくりに使うには相当に手ごわい土を、何年にも渡る試行錯誤で、薄くて丈夫な器を生み出すことができた背景には、実にたくさんのエピソードが隠されています。

その中でもびっくりするのは、工藤さんが使う土は、数万年前から偏西風に乗って飛んできた黄砂が堆積したもので、専門家の測定によると、なんと2億年前のものだというお話。この土を「大地に対しての敬意と自然への謙虚な気持ちを忘れないように、今もシャベルで手掘りしている」とのことです。さらりとそうおっしゃるのですが、1年に使う2トンもの土を掘るのはどれほどの重労働であることか、想像に難くありません。

ご自身の手で掘った土を精製し、蹴ろくろで作られる工藤さんの器。その真摯さが、使いやすい日々の器に形を変えて、私たちの前にあります。しかし、そんな苦労のほどはみじんも感じさせないところに、またまた工藤さんの気概を感じてしまいます。

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土ものなのに、軽くて持ちやすく、そして丈夫。まるかくスタッフも10年以上前から工藤さんの器を使っていますが、その頑丈さと使いやすさを日々実感しています。こちらは、どんなお料理にも似合い、いくつあっても重宝しそうなな小鉢たち。

黄粉引 木瓜豆鉢 ¥2160  
白樺ホワイト片口豆鉢 ¥2700
白樺ホワイト木瓜小鉢 ¥3780  (黄粉引もございます)

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大きな大きなマグカップ。温かいものをたっぷりと時間をかけて飲みたいときにぴったり。どっしりとしていますが、重くはありません。暖炉前のビールにも似あいそうな風情です。

黄粉引デカマグカップ ¥10800

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ある意味淡々と日々の器を作り続ける工藤さんですが、昨年は作陶環境に大きな変化がありました。古い温泉宿を買い取り、なんとお風呂場に登り窯を作ってしまうという、前代未聞の仕事場を作り上げてしまったのです。土を掘ることから始めるだけでは飽き足らず、器づくりの場まで手作りというスケールの大きさ!今回の個展では、この登り窯で焼いた大作(蝦夷粉引高台皿、粉引貝形大皿)もお目見えしています。薪窯ならではの重厚感と力強さが加わった作品、写真ではその魅力をお伝えしきれません。ぜひ実物を見ていただきたいと思います。

蝦夷粉引高台皿 ¥54000
白樺ホワイト土瓶 ¥21600
黄粉引土瓶 ¥21600
黄粉引小壺 ¥16200
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2016年11月07日

松浦コータローさんの灰青磁と粉青

工藤和彦さんと松浦コータローさんの二人展がスタートしました。初日の朝からたくさんのお客様がお越しくださり、松浦さんの紅安南と染付、色絵の作品はまたたく間に売り切れとなりました。

今日は、まずコータローさんの青磁の作品をご紹介しましょう。灰青磁と名付けられたこちらのシリーズは、土の混ぜ具合、焼成の温度など、数年かけてテストを繰り返し、ようやく生み出すことができた色と風合いとのこと。

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まるかくのInstagramでも紹介したハスの形の茶托。小皿としてもお使いいただける大きさです。

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こんなふうに、灰青磁シリーズのカップと組み合わせても。

灰青磁線刻文蓮華形茶托 ¥2700
灰青磁白花線刻文鎬カップ(小) ¥2700

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こちらは、DMでもご紹介した粉青掻落の向付。今のところ器まるかくでしか手に入らない、今回の新作です。李氏朝鮮の粉青沙器をモデルにした展開とのこと、コータローさんご自身は「渋いでしょう?」とおっしゃるのですが、「かわいい!」と手に取るお客様が多いのは、侘びた風情の中にもしっかりとコータローさんらしさが加わっているからでしょう。

粉青掻落牡丹文菱形輪花向付 ¥5616
灰青磁白花輪花向付 ¥4860


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おなじみとなった木瓜皿にも灰青磁が登場。かなり使いやすそうな器です。
灰青磁白花線刻文木瓜皿 ¥6696

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惚れ惚れとする美しさの線刻文。

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スタッフも思わず衝動買い。アジアっぽい食卓にも似合いそうです。バインミーをのせてみました。

枯れた風情とかわいらしさが同居するコータローさんの器で、紅葉の季節の食卓をお楽しみいただけたらと思います。ぜひお早めにどうぞ。

明日は工藤和彦さんの作品をご紹介します。

posted by marukaku at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月29日

うつわの形

器には、食べ物をおいしく見せるという役割があります。けれども、「見せる」だけではなく、その機能もたいせつ。持ちやすい大きさと重さ、食べやすい形状、箸やスプーンの当たり具合、そして、片口や醤油差しなら「きれいに注げる」ことも大きなポイントです。

土本さんの器は、購入動機が純粋な一目惚れだったとしても、使い勝手を裏切らない器だなあ、とつくづく思います。例えばこの片口。酒器ではなく小鉢として作られたものなのに、心意気がうかがわれるキレのよさ、そして、絶妙な深さとバランスのよさ!

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【三島手四角片口小鉢】(大)¥4,860(小)¥3,780

酒杯は、大きさも形も実にたくさんの種類が。共通しているのは、手にしっくりなじむこと。お酒を注ぐと、器がしっとりと艶っぽくなること。日本酒への愛情たっぷりの作品ばかりです。

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古代エジプトの青いファイアンス焼に影響を受けたという酒杯。久美子さんの作品です。
【ファイアンス杯】¥5,400

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三島手の造形は訓寛さん、象嵌は久美子さん。

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こちらの酒盃、上からのぞいてみると・・

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中に福の文字!こんなに小さな器の内側に象嵌を施してあるとは・・久美子さんの手仕事、あっぱれです。
【三島手酒杯】¥3500〜

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こちらも久美子さんの作品。ペルシャの土器のイメージ。
【象嵌杯】¥3,780

こちらは、50mlほどしか入らない縦長の小さな片口。2人分のドレッシング、ミルクピッチャー、ポン酢。あるいは「今日はこれしか飲まない」と決めた日のお酒…。あまり見かけない形だけに、何を入れようか?と逆にわくわくしてしまいます。

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ポットも繊細な注ぎ口かつ持ちやすい形状。大きめサイズのこちらは、紅茶やコーヒーにもぴったり。

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【三島手ポット(大)】¥18,360

ぜひ手に取って見ていただきたい作品ばかりですが、遠方からのお問い合わせも多いため、数点の作品を近々オンラインショップに掲載予定です。もう少しだけお待ちください。
posted by marukaku at 17:29| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

土本さんの焼き締め

土本さんが作る焼き締めには、大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは、越前の伝統を引き継ぎながらも、モダンでシャープな造形が美しい訓寛さんの焼き締め作品。もうひとつがこちら、久美子さんの茶目っ気あふれるシリーズです。

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【土本久美子 雲形小鉢】¥3780

焼き締めというと、重厚感のあるプロ好みの器を想像しがちですが、久美子さんの焼き締めの表情は、なんとも軽やか。紀元前のイラン、アフリカなどの土器の形の美しさ、文様のおおらかさに惹かれたというこの作品、見ているだけで思わず頬が緩んでしまいます。しかも、くるりとひっくり返すと・・

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高台にもこんな遊び心が。

巧さや力量を前面に出すのではなく、絵を描くのが大好きだった少女が、大人になってもごきげんで絵を描き続けているかのようなモチーフと力の抜け具合がなんとも素敵です。

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【土本久美子 象嵌杯】¥3780

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【土本久美子 獣文鉢】¥10800

一方の訓寛さん作品は、なんともきりりとした佇まい。このシャープさもまたなんともいえず魅力的。まったくタイプの違う焼き締めですが、同じテーブルに載せてもしっくりと溶け合うところがやはりご夫婦の作品なのだなあと思わせられます。

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【土本訓寛 焼き締めリム鉢】¥7560

手作りの薪窯で、長時間かけてしっかりと焼き締められているため、とても丈夫。粘り気の強い越前の土の特性を存分に活かした作品です。リム付きのほどよい大きさの浅鉢、汁気のあるお料理にも重宝しそうです。

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【土本訓寛 焼き締め後手急須】¥12960
【土本訓寛 焼き締め湯のみ】¥2700

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他にもたくさんの作品をご用意しております。この機会にどうぞお手にとってご覧ください。
posted by marukaku at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

土本さんの三島手

土本さんの三島手はじつにキュートです。李朝の器をお手本にしながらも、型通りではない華やぎと、手で包み込んでしまいたくなるような愛らしさがあります。造形は訓寛さんが、細かな象嵌などの作業を久美子さんが担当されています。

いつも入荷してすぐに売り切れてしまうしょうゆ差しも、今回特別にかわいらしいものが数点。何度も注いでしまいたくなるようなキレのよさも魅力です。

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【三島手 醤油差し】高さ約7cm 皿φ9cm ¥6264

三島手とは、ベースとなる土を轆轤で挽いたあとに、線彫りや印判で土をへこませ、白い土を埋め込む技法のこと。主に、象嵌と掻き落としという手法があります。

こちらのこつぼ(振り出し)は、左が掻き落とし、右が象嵌です。掻き落としは化粧土をヘラなどで掻いて落とし、模様をつける方法。象嵌は、串で土を彫ったところに白土を埋め、はみ出した部分などを削り落とします。どちらもたいへんに根気のいる仕事と思われますが、久美子さんはこの作業をこよなく愛していて、まったく苦にならないとおっしゃいます。

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【三島手 振り出し】高さ8~8,5cm 最大径5.5~6cm ¥7560

土本さんがお住まいの福井県は、米どころとしても知られています。お米がおいしいところには、必ず銘酒があります。そのお酒をもっとおいしくするのが、酒器です。

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【酒注ぎ(大)】高さ9~10cm 最大幅約13cm ¥10800

今回の新作、なんともほんわかとした雰囲気でとても素敵。手前が掻き落とし、後ろが象嵌です。同じ形の少し小さなサイズ(¥8100)もあります。

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【たて片口(小)】 高さ7cm 口径6,5~9cm ¥3780

こちらは小ぶりの片口。右側は赤みがかった仕上がりになっていますが、左のものと土は同じ。釜の中の温度の影響で、このような色の違いが生まれるのだそうです。

これらの三島手作品は、すべて薪窯で焼かれています。ご自身で手作りし、何度も作り直したというこだわりの窯は、高温の部分には艶が、低温だとマットな質感に仕上がります。三島手の本焼は20時間。酷暑の中での作業、こちらも苦労が偲ばれますが、「この薪窯あっての作品」とおっしゃるほど、生みの苦労を厭わないご様子。

土本訓寛さん、久美子さんの作品がこれだけの点数揃うのは、おそらく都内では初めて。ぜひ店頭で手に取ってご覧いただけたらと思います。
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2016年06月06日

黒木泰等さんと高田志保さんの花器

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黒木さん、高田さん在廊の本日、まるかくは終日大にぎわいでした。おふたりが醸し出す穏やかな雰囲気の中、ゆったりと買い物を楽しまれるお客様が多く、スタッフも忙しさを忘れてどことなくほんわかモード。なんとも楽しく心地よい一日となりました。

久しぶりに入荷した高田志保さんの炭入りシリーズ、待っていらしたお客様が多かったのでしょう。たくさん焼いていただいたのに、蕎麦猪口や小皿などはすでに品薄状態となってしまいました。

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炭入りシリーズ、花器や急須も素敵です。きりりと美しい佇まい、それでいてふわっと包み込むような優しさがある・・。作り手である高田さんのお人柄そのもの、という感じです。

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花を生けやすいと定評のある黒木さんの花器も、今回バリエーション豊か。「雫」と名のついた黒釉と織部の一輪差しは、枝がうまく支えられるようにできています。美しいだけでなく、とても機能的。黒木さんの器すべてに言えることかもしれません。

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二人展は7月3日まで続きますが、ほぼすべての作品が見られるのは今だけです。お時間がありましたら、ぜひ足をお運びください。
posted by marukaku at 00:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

黒木泰等・高田志保 二人展 初日です

京都の亀岡で作陶されている、黒木泰等さんと高田志保さんの作品展が始まりました。本日はまず黒木さんの新作から紹介しましょう。

こちらは白釉パスタ皿。黒木さんらしい端正なフォルムです。マットな質感の中に上質なキラキラ感があるのは、釉薬にチタンが混ざっているからだそう。なんとも表現しがたいほどの美しい白です。

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白釉シリーズには、さまざまな形の皿や鉢、カップなど、16ものアイテムが揃っています。たとえばこのころんとした小さな器。「おにぎり豆鉢」というかわいらしい名前がついています。

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上から見ると、こんな感じ。豆鉢は直径約7cm、小鉢は10cmほどの大きさです。

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白釉に鎬が入ったカップ。軽やかながらも凛とした表情が本当にすてきです。これからの季節、冷茶も似合いそうです。

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今回、100アイテム以上の作品が揃う展示となっています。東京ではなかなか手に入らないおふたりの作品、ぜひお手にとってご覧ください。

【白釉パスタ皿】径25cm×高さ4cm ¥5,076(税込)
【白釉おにぎり小鉢】 径10.5cm×高さ5cm ¥1,944(税込)
【白釉おにぎり豆鉢】径7cm×高さ4.5cm ¥1,944(税込)
【白釉鎬カップ】径7cm×高さ6cm ¥2,592(税込)
posted by marukaku at 13:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月20日

齊藤有希子陶展、明日最終日!

昨日とはうってかわって、あいにくの雨模様…
ザァーザァーっと、静かなまるかくにしっとり響く雨音。
なんだかゆっくりとした時間が流れ、心地良さを感じる一日です。

さて、6日から始まりました齊藤有希子さんの個展も残り1日となってしまいました。
まだご紹介できていない作品たちをご紹介です。

まずは齊藤さんもご自宅で愛用されている便利なピッチャ-

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ピッチャー φ8p〜×h12p〜 各10800円
 
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日本の食卓にはあまり馴染みの無い、大きなピッチャー

いつものお食事のミネラルウォーターにお茶
ワインにフルーツをどっさり入れてサングリア
飲み物だけじゃなく、花束をいただいた時には、そのままピッチャーへ入れるだけでも
素敵な花瓶に変身です。
カラフルなお花を入れてみると、表情も変わります。
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すり鉢(すりこぎ付) φ15p〜×h5p〜 3240円

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φ12p×h6.5p

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φ20p×h8p 5022円

ちょっと小ぶりのモノから特大サイズまで沢山ご用意いただいております。
ごまを摺った後にポン酢を入れてそのまま屯水として使用しても、ごま入りお手製ドレッシングを作った後に
サラダをドサッと入れて和えても良し!
齊藤さんのうつわは一石二鳥!
決められた使い方などは無く、色々アレンジして楽しめる作品ばかりです。

お料理を作るのも、食べるのも大好きな齊藤さんに直接色々な使い方を教えていただけるのも明日まで!
天気予報では明日は16℃とポカポカ陽気
是非、お出掛け下さい。
お待ちしております♪…
posted by marukaku at 17:17| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月17日

かっぷ

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小さなお子さまも安心して使える勝手の良い両手カップ
両手カップをお探しの方必見です


今回、可愛いかっぷが沢山入荷しております


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ちいさなデミタスカップ
写真だけでは伝わらず
もどかしいですね、、是非お手にとっていただきたい一品

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ツルンとした口触りに恋心を感じてしまいました白い塩窯のカップ

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お酒の好きな斉藤さんからの新作

高台杯

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お酒然り
ほっと一息
濃茶に甘菓子
Antipasto!
前菜にドレッシングをいれて

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残り僅かとなりましたブレートもおすすめです



食通の斉藤さんらしいサイズ感

仕事をしていくうちに感じる事があります

やっばり食べる事が好きな方は、
綺麗に見えるサイズ、使いやすいサイズ。
わかるんだなぁ。と思います。
食いしん坊のスタッフは
気持ちの良いサイズばかりでした。

明日、明後日は個展最終週
斉藤さんに在廊していただきます
とてもチャーミングな先生です
食いしん坊な皆様
お料理好きな皆様
ウツワが好きな皆様
お気軽にお声がけください!
皆様のご来場心よりお待ちしております


posted by marukaku at 20:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

齊藤さんの作品展 中盤です

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なだらかな曲線に思わずうっとりとしてしまうアッシュホワイトの色

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アッシュホワイト 鉢 φ270*h60mm 8,640円

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四方板皿(オリーブグリーン・アッシュホワイト)□175mm 4,860円
オリーブグリーンとアッシュホワイト
実はこちら同じ釉薬をかけた器

酸化焼成と還元焼成
焼き方の違いなのです
学生時代に勉強したあの酸化と還元
なつかしいなぁ。と思いながらもこの還元により器は表情を変えていくのです

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薪窯は場所によって仕上がりも七変化
釉薬の調合ももちろんですが
空気や土のチカラを最大限に活かして出来上がる作品たち
科学実験みたいな感じでしょうか

理数系の作家さんが多いのも頷けます


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阿蘇の薪窯でつくられたプレート


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今回は、1点ものもたくさん入荷しております
花台にしたりメイン料理をのせたりワンプレートで好きなお料理を楽しんで!と自分好みに仕上げてみてはいかがでしょうか


posted by marukaku at 15:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小さな花留

齋藤有希子×山根元美 いけばなワークショップ 
沢山のご参加、誠に有難うございました


ワークショップの為にお作りいただきました齊藤さんの花留をご紹介させていただきます


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ころんと手のひらサイズの小さな花留
こちらは、引き続き作品展で購入可能です


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私も1つ
購入した花留で生けてみました


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小さなうつわから覗く七宝紋が何とも言えない可愛さ

どちらも主役です

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七宝 小 φ40*h30mm 大 50*h40mm

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お豆さん 小 60*50*h40mm

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かめ 75*50*h30mm
春一番がふきあれ今日も暖かい一日

お散歩されている方もたくさん

お近くにお越しの際は是非お立寄りください


posted by marukaku at 13:42| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月21日

「始めチョロチョロ、中パッパ」不要の炊飯土鍋

岩田紘一さんの炊飯鍋を使ってごはんを炊いてみました。評判にたがわず秀逸です!
ごはん専用鍋だけあって、吹きこぼれるということがありません。おこげもきれいにはがれます。保温性が高いので、食事が終わるまで温かいまま。冷めてもおいしいという魅力も捨てがたく、毎日せっせとおにぎりを作りたくなります。そして、3合炊までなら重さも意外に気にならないことを発見。難点といえば、おいしすぎてごはんを食べ過ぎてしまうことくらいでしょうか?

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先日、この炊飯鍋をお求めになった和食店のご主人が、「今までの土鍋と比べると、炊き上がりが1.2倍になる」とおっしゃっていてびっくりしたのですが、使ってみるとまさにそんな印象です。理由を岩田さんに尋ねると、「圧力の高い鍋の中で強い対流が起こり、お米がよく動く。そうすると、炊き上がりはお米の一粒一粒が“立った”状態になる」からだそう。なるほど!です。

もうひとつ、岩田さんに聞いてなるほど、と思ったのは、「始めチョロチョロ、中パッパは不要」という話。「熱伝導率が低いため、最初から強火にしても、鍋自体がちょうどよい時間をかけて沸騰まで持っていってくれるんです」。強火10分→弱火10分→蒸らし10分で炊き上がり、電気炊飯器よりかなり短めなのもうれしいところです。

【岩田紘一 ツバなし黒釉炊飯土鍋】
5合炊  ¥36720(税込)
3合炊  ¥30240(税込)
2合炊  ¥23760(税込)
1.5合炊 ¥16000(税込)

さて、おいしいごはんが炊けたら、どんな器によそいましょうか。ごはん茶わんや丼もたくさんご用意して、みなさまのお越しをお待ちしています!
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posted by marukaku at 23:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

酒器、いろいろ

24日にスタートした「お米にまつわる器」展。今日は新入荷の酒器を何点かご紹介しましょう。

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越前の土本訓寛さんのぐいのみ。5月の越前陶芸祭りで作品をおみかけし、ぜひまるかくにも作品を置かせていただきたい!という念願がかないました。これまでも、お醤油入れや片口など、何度か入荷しているのですが、ブログに載せる間もなく完売となることが多く、ご紹介できずにいた作家さんです。三島手の作品はすべて訓寛さんが造形し、薪窯で焼いたあとに、奥様の久美子さんが象嵌を施しています。こんなぐいのみで晩酌できたら、1日の疲れなどどこかに飛んでいってしまいそうです。
土本訓寛・久美子 ぐいのみ 3780円

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ベテラン作家の今野春雄さんですが、まるかくには初お目見え。備前で伊勢崎満、柴岡紘一両氏に師事、現在は笠間の登り窯で作品を作っていらっしゃいます。琵琶湖の篠原の土を用い、6昼夜かけて薪窯で焼いた作品は、どれも存在感たっぷり。なのにどこか愛嬌があるのは、おそらくは今野さんのお人柄ゆえ。
今野春雄 とっくり 24840円 ぐいのみ 12960円

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おなじみ黒木泰等さんからは、織部釉の片口とぐいのみが入荷。繊細なフォルムの片口ですが、1.5合は十分に入ります。
黒木泰等 片口 4104円 ぐいのみ 3240円


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こちらは、イタリア在住の齊藤有希子の酒器セット。阿蘇の登り窯で焼いた新作です。注ぎ口の切れ味はさすが齋藤さん、いつもながらに才色兼備の器です。
齊藤有希子 酒器セット 14040円
posted by marukaku at 18:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月23日

お米にまつわる器展、明日スタート

土鍋、ごはん茶わん、どんぶり、そして酒器。これからの季節にぴったりの器が勢ぞろいしました。「お米にまつわる器」展、明日10月24日(土)より開催します。

まずは、冬のテーブルの華、土鍋から紹介しましょう。
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ころんとした形がなんとも愛らしいこちらの鍋は、荒賀文成さんの作品。
六寸炊飯鍋 9720円

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金属作家の田中俊介さんからは、こんなにかわいい両手鍋が届きました!外側は銅と真鍮、内側は錫です。φ160mmの小さめサイズは41049円、φ180mmは50760円。

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「土楽」の鍋も勢ぞろい。こちらは、毎年いちばん人気の万年青一尺鍋。12960円。

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土鍋作家、岩田紘一さんの砂鍋。φ160mm、9720円。

機能的でありながら、テーブルに出すのがうれしくなるお鍋ばかり。ぜひ店頭で手に取ってごらんください。

【お米にまつわる器展】
10月24日(土)〜11月23日(祝)

期間中のワークショップ(キャンセル待ち受付中)
■■おいしいごはん + おいしいうつわ■■
日時  2015年11月1日(日) 11:00〜13:00(10:45開場)
場所  ぽつらぽつら 渋谷区円山町22-11 堀内ビル1F
会費  3500円(税込)
協力  一般財団法人 日本穀物検定協会
詳細はFacebookでもご覧いただけます。
posted by marukaku at 22:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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