2016年08月15日

染付のなます皿

なます皿セールをまだまだ開催しております。

今回は、こちらの染付のなます皿をご案内します。

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見込みの牡丹とひらひら舞う蝶が美しいなます皿。

富貴を意味する牡丹の花が艶やかなうつわです。

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紅白なますを盛ってみると、ニンジンの黄色と、大根の白さが引き立ちます。
深さがあるので、なますや煮物のように汁気があるものにはうってつけ。

適度な大きさがあるので、うつわを盛る際に美しさに重要な「余白」が取りやすく、
使いやすいうつわといえます。

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なます皿は、和食器にしか合わないと思われるかもしれませんが、
実は洋食器と合わせても素敵です。

染付だと、写真のように青を基調とした洋風なうつわとも合います。
例えば、写真のように青のリム皿になます皿を合わせる場合、
スープなどを出してもいいですね。

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和風のお料理だけでなく、なます皿にはシュークリームやケーキなどの
洋風スイーツを盛っても意外に映えます!

なます皿セールでは、骨董品のなます皿を全て3割引き。
ぜひこの機会に、なます皿に色々なお料理やうつわを合わせて
楽しんでみてください。

(f)
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2016年08月08日

夏やさいのお手軽レシピ

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昨日は朝から畑に行ってお昼にはぐったり


こんなに暑いとお料理するのも億劫


本日は、とってもお手軽
夏やさいの簡単レシピをご紹介


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ちょっとの油に

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切った野菜をからめ

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電子レンジで2分

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麺つゆをかけて
完成!

今日のランチは採れたて夏やさい

なます皿を使った
とっても簡単な揚げ出しと
洋皿を使った
トマトのスパゲティでした


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和皿と洋皿
違和感なく、すっと馴染んでくれてます

パスタと揚げ出し
10分で完成!

(k)
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2016年08月06日

なます皿セール、本日スタート

久しぶりの骨董セールです。本日より店内のほぼすべてのなます皿が30%OFFとなります。

なます皿は適度な深さもあり、直径も15cm前後ととても使い勝手のよい大きさ。煮物や和え物、スープにサラダ、なんでも受け止めてくれる懐の深い器です。

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こちらは、渋谷の桜ケ丘にある「高太郎」さんに選んでいただいたなます皿。水ナスとシャコの酢みそ和えは、暑さも疲れもどこかに飛んでいくおいしさ。そして、さすがプロ!な盛りつけです。

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もう少し家庭的なお料理も、ということで盛っていただいたのがこちら。浸し豆とお野菜の組み合わせ。とても涼しげです。シンプルな素材重視のお料理ほど、器によって見え方が違ってきます。お味はとてもまねできませんが、盛りつけだけならがんばれそうです。

今、店内はたくさんの種類のなます皿をご用意していますが、売り切れ次第セール終了となりますので、どうぞお早めにお越しください。

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posted by marukaku at 11:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月01日

週末の楽しみ

皆さま、不得手なりに更新させていただきます
着物なんて、身近に無いし、お正月やお祝いにしか着ません
そんな気持ちでおりました
そんな私でも、よそ行きのお着物は街を歩けば、目に留まります

でも、ご紹介させていただくお着物は洋服で言う「普段着」
遊び心たっぷり
粋なんだけど、粋過ぎちゃいけない
でも野暮にもなりたくない
良くわからないルールに???

まぁ、飽きるまでの辛抱

気長にお付き合い下さいませ



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本日のお着物は
大島・幾何学模様のお着物です
帯地は塩瀬(しおぜ)
生地に張りがあり締めやすいそうです

皆さま、お気付きでしょうか?
着物地と帯に丸紋と角紋様が・・・
古伊万里のお皿に似ていませんか?
黒帯に大胆な紋様


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羽織も大島
大島にも、色々な種類があり
こちらは、奄美の泥大島
大島は、ごわごわした強い着物のイメージでしたが
泥大島はしっとり柔らかく肌触りの良いものでした

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羽織の裏地は鮮やかなグリーン


本日のお勉強

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泥大島・・・テーチ木という奄美大島に自生する木からとれた液を染料として糸を染め、泥田にいれもみ込み茶色に染めた織物
テーチ木染め約20回に泥染め1回を1工程とし、それを4回(合計80回前後)繰り返し
この工程を経るうち、泥の中の鉄分とテーチ木のタンニン酸が化合して黒へと変化し、しっとりした深みのある光沢が出ます


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同じ大島でも泥大島に比べると生地に張りがあり、化学染料を使用し色目も鮮やかになります


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塩瀬(しおぜ)・・・帯の生地の名前です(厚手の羽二重)
羽二重(はぶたえ)・・・平織りと呼ばれる経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に交差させる織り方
 
posted by marukaku at 17:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

馬の目皿

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ぐるぐる渦巻の元祖です

馬の目皿
江戸時代後期、瀬戸で焼成された生活雑器
渦巻の模様は馬の目玉に似ているからというのですが
私の感性が無いのか何なのか
全く目玉に見えません
調べて見ても諸説あるがとにかく馬の目だと

他の説は中々出てこない
色々探して、やっと出てきた諸説とは
1 雲 雲が雨をもたらし水田を救い、その祈りを込めたとされていました
2 長寿の亀 

うーん
とにかく調べて見て解ったことは
私の他に沢山の方が馬の目に見えないと言っていた事でしょうか

まず一安心
posted by marukaku at 19:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

週末の楽しみ

皆様、ごめんなさい
初めて聞く言葉ばかりで・・・
ただただ言われた言葉を書き留めます
いずれ、理解が出来るように・・・



本日のお着物は
紬(ツムギ)・縞模様のお着物です

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帯は、繻子(シュス)地の染織

工程としては

繻子(シュス)→ 地模様織(ジモヨウオリ)→ 蝋纈染(ロウケツゾメ)

現代のオートクチュール並みの作品工程です



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男物の着物をリメイクしてコートに仕上げたそうです


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ボタンは縄ビロードのくるみボタンに襟部分には同色のパイピングが施されてます

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シックな男性の着物から華やかな裏地


本日のお勉強

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紬(ツムギ)・・・紬とは蚕〔かいこ〕の繭〔まゆ〕から糸を取り出し、より(ひねり)をかけて丈夫な糸に仕上げて織った絹織物
紬のお着物は、撚りが不均等の為、鈍い光沢を放ち表面に小さなこぶが生じ、独特の風合いを持つそうです


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帯の数え方・・・通常「本」で数えますが、「枚」や「筋(すじ)」を使うこともあります

繻子(シュス)・・・経糸(たていと)・緯糸(よこいと)五本以上から構成される、織物組織の一つ
英語で言うと「サテン」 サテンと言う言葉が一番身近な感じがします

地紋(ジモン)・地模様(ジモヨウ)織り・・・糸や織り方を変えて布地全体に織り出した模様

蝋纈染(ロウケツゾメ)・・・模様部分を蝋で防染し染色する伝統的な染色法

くるみボタン・・・布を被せたボタンです

ビロード(ポルトガル語)・・・綿・絹・毛などで織り、表面に毛羽(けば)や輪奈(わな)を出した、滑らかで光沢のある織物
ベルベット(英: velvet)の方が馴染みがありますね



FACE BOOK 
『器まるかく』 check it out!!
https://www.facebook.com/pages/%E5%99%A8%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%81%8F/559734127409810
posted by marukaku at 12:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月18日

週末の楽しみ

週末の楽しみが出来ました
まるかくでは週末担当のスタッフはお着物で出勤しております
その方に教えて貰い、骨董や着付け・織物の事
たくさん勉強しております
まさに、民芸運動の時代を生きた方
青二才としては
とにかくがむしゃらに
勉強する時期ですかね


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勉強したいとお願いしたところ
多きな風呂敷に何やら沢山のお着物に古布
沢山持ってきてくれました

こちらは、娘さんの学校の授業で作った型染めの作品を
今は風呂敷代わりに使っているようです
これまた素敵
大胆な模様にオレンジの注色で存在感のある一品

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織り方にも色々な種類が有り
こちらは、なんと漆を織り込んだ生地だそうです

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インドネシアのバティック

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細やかにビーズが施されています

何だか初めて見るものばかり

これからも少しずつ、ご紹介させていただきます



posted by marukaku at 16:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月24日

アンティーク 籠

まるかくでは先週末から夏のSALEが始まりました。
初日OPEN早々ご来店頂いたみなさまありがとうございます!

本日もパタパタとお客様が来店される中、作業をしていると
まるかくの外から『ミーン、ミンミン』と声が聞こえて、今年初の蝉の声に衝撃!
『あぁ、日本の夏だなぁ!』という気持ちでいっぱいになってしまいました

今年も猛暑になること間違いないですね

そんな夏は家の中にちょっと籠を飾り涼しげな印象にしてにては如何でしょうか!?

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(現在、床の間に飾っている籠)
大きいサイズなので、野菜を入れたり、タオルケットを入れたりしてもお使い頂けるのですが
まるかくでは団扇を入れてディスプレイとして飾ってみました
古いものだけがもつ独特の風合いが飾ったものの存在感をグッと引き立ててくれます

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少し編みのほつれがありますが、これもまたアンティークならではの味

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こちらは、うなぎ籠
『市場で仕入れたのですが、うなぎ籠としてしか使い道がないのにどうしようか!?』っと考えているとスタッフの山本さんが、
『こんな風に使うと素敵よ!』っと紐を取り付け、お花を一輪
あっという間にオシャレな花器に変身!!
私には全く想像もつかず
毎日勉強させていただいてます

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籠は昔から世界中にありますが、日本の籠は特に繊細で美しいものばかり
昔の人の手先の器用さに驚かされます

時代を経て艶やかな色に変化した籠には現代のものには決してない古びた味わいがあります

まるかくにはあちらこちらに宝物が転がっています(笑)

是非、掘り出し物を見付けにいらして下さい!
お待ちしております☆…



posted by marukaku at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

なずな手

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個人的な話になりますが
この絵柄がとても好きです

時々市の仕入れで入ってきては
かわいいなぁと思っていたところ
つい最近この絵柄のモチーフが
「なずな」
であることを知りました

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よく見ると・・・確かに!
なずなのぴらぴらが描かれています

全部引きおろして
耳元でしゃらしゃらと
小さい頃よく遊んだものです

数ある野花の中でモチーフに選出されているということは
昔の人もなずなでしゃらしゃら遊んでいたのかな

印判や染付
小皿や大皿など
いろんななずな手を集めてみるのも
おもしろそう
ラベル:骨董
posted by marukaku at 17:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

堆朱

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堆朱 = ついしゅ
と読みます

昨日に引き続き
常連のお客さまから教えていただきました

堆朱とは
伝統的な漆工芸のひとつで
漆を幾重にも塗り重ねて層をつくり
文様を彫刻する
という技法だそう

中国発祥の技法で
唐の時代からあったとされ
お盆やお箸、器などに
この技法が用いられてきたようです

この子がうつわに混じって入ってきた時は

彫りの入った文鎮だ

程度の認識だったのですが
この文鎮が堆朱という技法で作られているんだ
ということを知るだけで
見方が少し変わってくるから不思議なもの

またひとつ勉強させていただきました
ラベル:骨董
posted by marukaku at 16:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

骨董指南

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まるかくによくお見えになる
骨董にお詳しい粋な方がいらっしゃいます

骨董に留まらずとっても知識が豊富な方で
私たち若輩者にいつも色んなお話をしてくださいます

本日はお店の隅にどさっと積んである
月餅の木型の使い方応用編を
指南していただきました

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中国のお菓子「月餅(ゲッペイ)」を作るための木型
骨董の市ではよく見かけます

まるかくにも存在するものの
実際どんな風に使えるかしら・・・
と考えあぐねていました

うつわを乗せて飾ってみるものの
いまいちインパクトに欠けるし

もちろん月餅の型として今でも充分活用できますが
日本で月餅作りはあまりなじみがないし
・・・

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するとその方
型をひょいとひっくり返し

ここでミモレットなんかの固いチーズを切ったり
パンを切ったり
カッティングボードのように使うといいんだよ



た、たしかに!
寧ろなぜ今まで気がつかなかったのかと
目からうろこのご指南でした

月餅の型はもともといい材質の木で作ってあるから
使い込むほど木に艶がでてきて味がでるんだよ

とトドメのひと言

お客様がいらした際には
ほら、とひっくり返してお見せすれば
其処で会話もひとつ生まれます

骨董のものは
一体何に使うのだろう・・・
という品がわんさか入ってきますが

先入観に捉われず頭を柔らかくして
如何に活かすか
自由に発想を膨らませるのが大事なのだなぁ
としみじみ思いました

今後ともご指南の程よろしくお願いいたします
ラベル:骨董
posted by marukaku at 15:22| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月12日

網目文

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骨董のうつわの文様で
なじみの深い網目文
(「網の手」とも呼ぶそうです)

みなさま一度は目にしたことがあると思います

実はこの網目文
御目出度いとされる吉祥文様であること
ご存知でしたでしょうか

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漁で用いる網をモチーフにしたところから
幸せをすくう
福をからめとる

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網は強く結んであり
切れたり離れたりしない
そして同じ文様をくり返すところから
どこまでも広がる「連続性」「永遠性」
も表します

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また
切れ目のないところから
長寿を表すとも云われるように
さまざまな御目出度い意味を含んでいる
網目文

結婚のお祝い
長寿のお祝い
プレゼントの品に迷った時は
文様に込められた意味合いも参考に
選んでみるもおすすめです
ラベル:骨董 文様
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2009年10月27日

なます皿

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なます皿ってご存知ですか?

漢字で「膾皿」と書きます

「なます」とは皆様ご存知の
紅白なますなどの、なます

生の肉・魚・野菜などをお酢にひたして味付けしたもので
日本で最も古い調理法といわれているそうです

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お皿の名称になっているほどですから
なますが当時の食の中心だったのでしょう

お酢の汁気を受けるために
適度の深さをそなえたなます皿

実はこれがとっても使い勝手のいいお皿なのです

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何といっても魅力なのが
絶妙な大きさと深さ

一人前のサラダを盛ったり
お刺身を盛ったり
肉じゃがを盛ったり

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最近では銘々皿として提供している
お料理屋さんもあると聞きます

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少し小ぶりなものでしたら
お鍋のお取皿としても
大活躍まちがいなし

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お客様の中には

きれいな赤絵のなます皿に
ビーフシチューを入れておもてなしをして
とても喜ばれました

そうお話してくださったもいらっしゃるくらい
洋食でもどんとこい
頼りになる子なのです

ぜひお見知りおきを
ラベル:骨董
posted by marukaku at 17:11| 骨董 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする