2017年10月19日

大谷桃子さんの器

大谷桃子さんと大胡琴美さんの二人展、中盤に入りました。

バナナの葉や蓮の花など、南国の植物をモチーフにした作品が得意な大谷さんと、金属やガラスを思わせるクールな質感が特徴の大胡さん。おふたりに共通するのは、個性的でありながら、日常使いにぴったりな器を作り出すところでしょうか。

さて、今日は大谷さんの作品をご紹介しましょう。

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大谷さんの甘すぎない絵付けは、男性にも人気があります。「これで焼酎を飲むのが気に入ってたんだんだけど欠けちゃって」と、フリーカップ二代目を購入される会社員の方。「自分も気に入っているから友人にも」と、角皿を買い求める若い男性。大谷さんの器を購入されるお客様は、なんだかみなさん楽しそうです。

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こちらはスタッフ所有の黒ハスの花八寸皿。なにかと出番の多い器です。大胆な絵付けの皿は、お料理を合わせるのが難しそうに思えますが、実際に盛ってみると、蓮やバナナリーフがちょうどよいアクセントになることが分かります。形がシンプルで使い勝手がよいのも大きな特徴。「器作りの発想が浮かぶのは、台所に立っているとき」とおっしゃる大谷さんならではの大きさ、重さ、形なのです。

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今回、大きいサイズの器も焼いてくださいました。白一色の掻き落とし、個展以外ではなかなかお目にかかれない作品です。

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このベージュシリーズも人気の作品。ざらりとしたマットな風合いがお料理を引き立たせてくれます。

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二人展は10月29日まで。この機会にぜひお寄りください。

大谷桃子+大胡琴美 二人展
2017/10/7(土)〜10/29(日)
posted by marukaku at 00:11| 東京 ☁| Comment(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

大谷桃子 大胡琴美 二人展(10/7〜)

10月の個展のお知らせです。

大谷桃子+大胡琴美 二人展
2017/10/7(土)〜10/29(日)
<作家在廊予定日>
大谷桃子 10/7 
大胡琴美 10/7 10/8

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大谷桃子(おおたに・ももこ)
京都生まれ
1990年  オレゴン州立大学(アメリカ)入学
1995年  在学中、インドネシアに留学
1997年  信楽窯業技術試験場 釉薬科卒業
1998年  同場 ろくろ科卒業
1999年〜 各地のグループ展などに出展
2008年  信楽町田代に大谷製陶所を大谷哲也氏とともに設立、現在に至る

大胡琴美(だいご・ことみ)
1976年  千葉県生まれ
2000年  多摩美術大学美術学部 グラフィックデザイン専攻卒業
2004年  愛知県立窯業高等技術専門校修了
現在、松本にて制作
posted by marukaku at 13:55| 東京 ☔| Comment(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

秋の草花と器

通勤の途中に目にした草花に秋を感じ、まるかくの店頭も秋じたくを始めました。
四季折々の器、草花を楽しむには絶好の季節ですね。
店頭の小さな秋をご紹介いたしましょう。

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黒木泰等さんの穏やかな質感の粉引雲鉢に黄色のコスモスを生けてみました。


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骨董のオイルランプフォルダーに、ききょう、かりやす、たつなみ草の寄せ植えをのせて。



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夏から秋にかけて咲くのになぜか、秋の田村草と呼ばれています。横に広がった葉の美しさをお伝えしたかったので、骨董の糸巻きを花台にして上から撮影してみました。この葉の広がりが地味な小さな花を引き立てているようです。


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荒賀文成さんの灰釉半月碗に曼珠沙華。ふだんお料理に使う器もときには花器に。

山や野に咲く花の中には毒を持つものもありますので、食器に生けるときには、内側に小さな花器を入れると安心です。

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この季節、土を感じる焼き締めの作品が目に留まります。
手前2点は田中敬史さん、うしろの瓢箪型の花器は土本訓寛さんの作品。




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初めてこの花器を見たときに野ぶどうの色づいた実が目に浮かびました。野ぶどうの実とファイアンス釉が引き立て合っているようで印象的です。2点とも土本訓寛さん、久美子さんの作品です。


店頭にはさまざまな秋の器をご用意しております。
秋の草花を見つけながら、お散歩がてらぜひお立ち寄りください。
posted by marukaku at 14:06| 東京 ☀| Comment(0) | 花 × まるかく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月08日

明日より、新宿伊勢丹に出展します

明日、8月9日(水)より、伊勢丹新宿店本館の催事に出展いたします。

名品でもてなすモダンテーブルスタイル
ヴィンテージサーキュレーション 〜名品とふれあう〜

場所:本館5階 キッチンダイニングデコール
日時:2017年8月9日(水)〜21日(月)
出展内容:古伊万里・染付・漆器・印判・ガラス・道具類などの骨董(ユーズド品を含みます)

インダストリアルが次々に生み出され、夢に満ちていた1940〜1970年代。秀逸で思いのこもったアイテムを今に取り入れる生活を提案する、というコンセプトの中、器まるかくは骨董を中心に数多くの品を取り揃えました。

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スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

posted by marukaku at 12:07| 東京 ☁| Comment(0) | うつわ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月27日

黒木泰等+高田志保二人展、中盤です

7月15日にスタートした黒木泰等+高田志保 二人展。おかげさまで連日たくさんのお客さまにお越しいただいています。
今回の個展の特徴は、毎日活躍してくれそうな器が多いこと。まとめ買いのお客様も多く、すでに完売となってしまった作品もありますが、まだまだ間に合います。

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おふたりの小さめの作品を見比べていただけるようなディスプレイにしてみました。小さいながらもテーブルの名脇役となりそうな作品ばかりです。
¥1,080〜¥3,240

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黒木さんならではの端正な立ち姿の織部角小鉢。ちょっとした箸休めのお惣菜や薬味入れなど、用途はさまざまです。
縦7cm×横7cm×高さ5cm ¥2,592


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黒木さんの粉引は穏やかで優しい印象。雲の形の作品はかき氷を入れる器として作られたそうです。
左 粉引雲鉢(大)横17cm×縦15cm×高さ7cm ¥3,996  (小) 横12cm×縦11cm×高さ5cm ¥3,240  上中央 リム皿 φ18cm×高さ2cm ¥3,564 右 粉引花どら鉢 φ24cm×高さ4cm ¥5,076  中央 粉引太縞花豆鉢 φ7.5cm×高さ4cm ¥2,160 粉引リム線紋小皿 φ9.5cm×高さ1cm ¥2,160  粉引面取高台豆皿 φ9cm×高さ2cm ¥ 2,160


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織部大皿。人気です。ワンプレートに盛り付けて、お猪口やぐい吞みをドレッシング入れとして用いても楽しそうです。
左下 織部リム大皿 φ36cm×高さ2cm ¥19,440  左上 織部平大皿 φ38cm×高さ1.5cm ¥21,600
ぐい吞み φ5cm×高さ5cm ¥3,240  平盃(大)φ8.5cm×高さ3.5cm ¥3,240   (小)φ7.5cm×高さ3cm ¥3,240


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チタン釉のピッチャーに植物を生けてみました。どんな植物でも受け止めてくれる、繊細なフォルムと釉薬。高田さんらしい作品です。
(チタン釉のピッチャーは完売となりました)

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庭先から摘んだ花を、高田さんの炭入りマグカップに。
φ8.5cm×高さ10cm    ¥3,240

 
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黒木さんの白釉耳付きスープボール、薄作りのすっきりした印象です。ビシソワーズやガスパチョなど冷たいスープも似合いそう。イメージがふくらみます。          
φ12cm×高さ6.5cm ¥3,240

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白釉のボウルなど、柔らかな曲線の器もたくさん揃っています。
中央 白釉輪花小皿 φ14cm×高さ3cm ¥3,024 左上 白釉ひらひら鉢 φ17cm×高さ6cm ¥3,780
右上 白釉太縞ボールφ12cm×高さ7cm ¥3,240

今回のお二人の作品、さりげなく個性的なものが多いので、お持ちの器と組み合わせることでテーブルに華やかになりそうです。ぜひ、お手にとってご覧いただければと思います。

黒木泰等+高田志保 二人展
2017年7月15日(土)〜2017年8月13日(日)
定休日の水曜日を除き、毎日11:00〜19:00まで営業しております。
posted by marukaku at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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